「おやじの会」ってご存知ですか？

さてさて、僕も完全断酒継続７カ月に差し掛かってまいりました。おかげで「鬱」での気分の浮き沈みも随分穏やかになり、仕事内容も含め自発的に新しいことに挑戦することができるようになってきました。そこで２カ月ほど前に息子が小学校から持ち帰ってきた一枚のプリントに目が留まりました。そこには「おやじの会、会員募集」の文字が。「おやじの会」？？去年まで酒に溺れていて学校のプリントなぞには全く目を通していなかった僕。初めてその言葉を知りました。嫁さんに聞くと「毎年、もらってくるんよ。でもあなたに見せてもそんな事に参加できる状態じゃなかったから・・・」とのこと。内容を見てみると「自分たちの住む地域、そしてその地域の子供達をお父さん達の視点で学校と連携し、力を合わせてより良い町づくりを目指していきましょう！」というものでした。（「飲み仲間が欲しい方でも大歓迎！」の一言には苦笑してしまいましたが）確かにＰＴＡというものが存在することは、当たり前に知っていましたが、基本的にＰＴＡはお母さん方が大半で活動されています。お父さんはほんの一部。丁度、身体共に回復し、何かしら息子二人の通う小学校の行事に参加できないかと考えていた矢先、僕は「おやじの会」の文字が「ズドン」と心のキャッチャーミットにドストライクでした。早速参加の意を提出。快く「おやじの会」に受け入れていただくことになりました。というのも、僕は個人的な友人はいても息子達のお父さん、地域のお父さん方はほとんどしりません。「パパ友」をつくる絶好の機会。自分の人生を大きく左右させていただけること間違いなし！なんです。初めての会合参加にあたり早速「カミングアウト」のプリント製作。皆さん真摯に目を通して下さり、皆さん引かれると思っていたのですが、逆に「一緒に頑張っていきましょう！でも無理はなさらないように」と助言まで下さいました。この間、交流会＋新人歓迎会があったのですが、誰も僕に酒を勧めることなく楽しい宴会に参加する事が出来ました。小学校の先生方（校長・教頭先生も含め）多数参加して下さり、今になって息子たちの学校の様子も詳しく知ることが出来ました。親父、先生方。皆さん暖かく僕を受け入れてくださいました。さあ、これからです。新しい僕の人生の再スタートは！もちろん自分の仕事をおろそかにしてまで参加する事は出来ませんが、自分の生まれ育った地域に少しでも貢献することが出来ればと思うとワクワクしてきます。何度も言います。「断酒」が出来ていなければ破滅の道を歩むだけ。「アルコール依存」に苦しんでおられるご本人様、そしてそのご家族の皆さま、どうか少しでも早く、「アルコール外来のある病院」に行き、「断酒会」に参加していただくことを切に願います。「酒」を断つことにより本当に明るい未来が見えてくることを、今僕は実感しています。決して思い上がりではございません。必ず、必ず良き未来が見えてきます。「断酒会」はどんな方でも否定はしません。みんなが力を合わせて、苦しみを共有していく団体です。勇気を出して一度でもいいから、参加してください！